(09)帯状疱疹
水ぼうそうのウイルスでかかる病気。水ぼうそうにいちどかかると、治ったあとでもこのウイルスは一生神経節に潜み、体調が落ちたときに出てくる。神経節に沿って帯のように発疹がでることからこの名前があり、たいへん痛い。年配の人に多くみられる病気だが、若い患者もいる。
帯状疱疹の場合、唾液や血液にウイルスが増えないことから、発疹のある部位をさわらないかぎりうつらないといわれているが、外来では同居の年寄りの帯状疱疹からウイルスが感染し、赤ちゃんが水ぼうそうになったと思われる例はかなりある。