(10)カンピロバクタ−
カンピロバクタ−は食中毒を起こす細菌のひとつで、子供の細菌性の腸炎の10〜20%はこの菌が原因。
検出方法が普及したこともあって、いまではサルモネラ菌を上回る腸炎の原因菌となっている。
感染源は汚染された食肉や汚染された水。日本の場合は鶏の保菌率が高く、鶏肉を調理したまな板や包丁が感染源になることがよくある。
症状は下痢、腹痛、ときに発熱。
40%の人に血便がみられるので「O157ではないか!」と親をあわて
させがちだが、この場合は治療により簡単に治癒する場合がほとんど。