(13)水腎症
腎臓でつくられた尿がスム−ズに膀胱に輸送されないために起こる病気。大半は胎児期からの先天的なもの。尿管が狭い、尿管が膀胱についている部分の異常やねじれなどによるが、先天的なものの65%までが男の子。
膀胱からの逆流が長く続くと腎臓の機能が悪くなるので、手術となる場合があるが、中等度以下のものは5〜6才までに自然に治ることが多いので手術せずに待つことが多い。最近は出生前超音波診断で偶然水腎症が発見されることがあるが、胎児性のものの50%は生まれる前や生後間もなく自然治癒している。