(26)レクリングハウゼン
薄茶色のあざが全身にかなりたくさんあるときに、この病気が疑われることがある。遺伝する病気で、同じようなあざをもつ人が親兄弟、親戚にいることが多い。しかし、突然変異で病気になり、親類縁者に同じ病気の人がいない場合も少なくない。
この病気は皮膚の症状だけではなく、神経にも異常が出る。年齢がすすむと神経線維に腫瘍ができ、皮膚にブヨブヨの腫瘤を作ったり、まれに脳腫瘍ができたりすることがある。病気を根本から治す手はないが、ほとんどの人が生涯大きな問題なく生活できる。