(33)低ガンマグロブリン血症
血液中には細菌と闘ってくれるガンマグロブリンというたんぱく質があるが、それが生まれつき低すぎると中耳炎や敗血症、肺炎などを繰り返しやすい。小さいうちは大人に比べて低いし、一時的に低い子どももいるが、1才半から2才くらいには自然に上がってくる。
しかし、ブルトン型低ガンマグロブリン血症という重いタイプの病気や、注射でグロブリンを入れないと感染症を繰り返す病気もあるので、何回かの検査結果でずっと低い場合や、感染症を繰り返す場合は小児科で相談したほうがよい。